パタヤー沈没組に生きる道はあるのか?(パタヤーなんてずーっと居る街じゃない)

 

 

パタヤー沈没組とは、経済規模はおろか、その症状(禁断症状)を抑え込むことにも失敗し

日本での生活を捨てて

この混沌かつ、無秩序の、まるで悪魔が支配するような

南国のパタヤーに逃避してしまった輩(やから)のことである

 

 

最近目立って増えてきているのは、30代~40代後半と思しきプチおじさん風日本人である

 

おじさんのように見えて、意外と若い日本人

若そうに見えて、実はいい年してる日本人

どっちかと考えてよい

 

 

外見はどうでも良いのだが

彼らは一体、どうやって暮らしているのか

 

ある人は、日本で定期的にアルバイトに行くという

ある人は、バンコクのコールセンターで働いているという

ある人は、株や投資などで、ミニ収入がある、という

ある人は、早期退職金でももらったのだろう、お金が無くなったらそのときはそのときだ、という感じだ

 

最近、街を歩いていると、そういった若者風おじさんとおじさん風若者日本人を、見かけることが多い

それはゲイに限ったことではない

 

 

実は私(ひでき)もそう見られているのかもしれないのだが、事実年齢的にはもう若くない

パタヤーでは日本人もタイ人も

 

とうの昔に見かけなくなった人を、再び見かけることが多い(10年前とかよく見かけた人)

 

それで私はため息交じりに

”ああ、あの人まだ生きてるんだ”

”ああ、あの人まだパタヤーにいるんだ”

”あの人も私と同じ沈没組だな” 

と思うのだ

 

なぜ、パタヤーがそんなに居心地が良いのだ?

本当のことを言えば、パタヤーが居心地が良いのではなく、いまの日本が居心地が悪すぎるからなのである!!

 

 

 

私自身も日本社会で生きてきた日本人であるからそれはよくわかる

 

日本社会は厳しすぎる

給料は上がらない

いつも忙しい(忙しくないのが悪みたいだ)

休みは簡単に取れない(休みを取るのが悪みたいだ)

外から見ればおもてなしの国だが

内から見ればマニュアル対応してるだけ

 

街ゆく人々の視線は暗く冷たい

とくに独身男性には「なぜ結婚しないのか」視線が鋭く突き刺さる

冬はバカみたいに寒いくせに

夏は死ぬほど暑い

(この蒸し暑さ、なんとかならないものか、タイのほうがよっぽど涼しい)

と電車に飛び込む人の気持ちがわかるほどであった

(最近は夏と冬が異常に長く、春と秋が異常に短いと感じている)

ああこんな国生きていたくない!(と叫びたくなる気持ちは痛いほどわかる・・・)

 

 

さらにゲイという性指向を持っている者にとって将来はますます暗いものと感じられる

 

結婚圧力が無くなったと思えば、老いの恐怖におびえなくてはならないのだ

日本はまだまだシングルゲイが明るく生きていけるほどゲイに優しい社会にはなってない

 

これからどうやって、この厳しい日本で生きて行けばよいのか、と思ったとき

南国のあっけらかんとした空気は何よりの癒し剤なのである

とろけるようなタイでは何もかもが許されたような気分になるから不思議である

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