ジョムティエンのゲイタウンにはなぜカンボジア人ゴーゴーボーイが多いのか?

★大学で少しだけ言語学を学んだ私にとって、カンボジアで話されているクメール語がオーストロアジア語族に属するのに対して
シナ・チベット語族に属するタイ語とは明らかに語源が違うのは明らかだが、子どもの頃から川向こうでやっているテレビを見てきたり
カンボジア人にとって隣国の言葉はそんなに難しくないのか、タイ語を流暢に話すカンボジア人は多いのでびっくりしている。
それはラオス人がタイ語を話すよりもはるかに難しいからだ。

★一方、ラオスなどは、ラオ語がタイ語と同じ言語族であるタイ・カダイ語族(中国南部と同じ語源)に属するからか
タイ人とラオス人は昔っから意思疎通が簡単なのである。

従って、タイ国内のラオス人はタイ人とほとんど見分けがつかないくらい流暢なタイ語を話す。ラオス人も外見的にもタイ人と区別がつきにくい。どことなく雰囲気が違うので見分けることができる、という在住日本人もいる。

★パタヤーのゴーゴーバーでは、店にいるときはずーっとタイ人だと思っていたが、いざホテルの部屋に連れ込もうとしたとき
ホテルのフロントでパスポートの提示を求められ、そこで初めてボーイ君がラオス人だとわかった、というお客さんからの報告は多い。

 

★カンボジア人は見慣れるとタイ人やラオス人とは外見的に違う点が多いことに気づく、私なりの観察では
目つきが鋭い、タイ人よりは体毛が濃い、切れ長でハンサムが多い、肌の色は中華系タイ人が色白なのに対して
カンボジア人は全体に色黒もしくは濃い、という特徴があると思っている。

 

★カンボジアはフィリピンほどではないが、収入を外貨に依存している国のひとつである
統計によれば、現在近隣で暮らしているカンボジア人は
隣国のベトナムに170万人、タイで140万人だという
クメール人全体で1300万ほどの人口の国が、このタイに140万人も来ているということは
一割強がタイで外貨を稼いでいるということになる

結論として、これまでは米と野菜だけで満足していたカンボジア人も、外国から大量の物資が流れ込み、それを購入するためにこれまた大量のキャッシュが必要となった

隣国のベトナムやタイが異常に発展してしまったので、カンボジア人は収入源を求めて隣国へ押し寄せたのである

学歴どころか識字率も低いカンボジアで
スキルも資格もない人間が提供できるのは

肉体労働か夜のお仕事

だったのである

カンボジア人がパタヤーそしてジョムティエンコンプレックスを目指すのは

そういった理由によるところが多い

というのが私(ひでき)の見解である

新しくオープンしたジョムティエンコンプレックス入り口にあるショーパブ

 

 

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