みなさんにお聞きしますいただいたメールに返信するときに、メール原本(つまり相手方のオリジナル)をつけたほうがいいでしょうか、つけないほうがいいでしょうか?
私は商売柄、毎日たくさんのお客様からメールを頂戴します。
そのうち半数以上はメール原本をつけてお返ししております。
(特に重要なやり取りは確認の意味で原本をつけます)
一部の方は原本を削除してからメールをお返ししております。
(スリムなメールがお好きな方もいらっしゃいますし)
これはケースバイケースでしょうが・・・
私は基本的には返信メールに相手方の元メールを載せても問題ない、と思っています。
「返信ボタン」を押すと同時に、メール原本が下に表示されるシステムは画期的であり、そのために作られたわけでしょう?
そうなっているのですから、素直にそれを利用してもよいのではないかと思います。
それは相手とのやり取り記録であり、ビジネス上はそれが確認事項でもあったりするわけです。
もちろん、あまりに過去のやり取りが長いとメールが重たくなり、しつこい感じがしますけどね。
過去にある人と議論になりました。その人によれば
「メール原本をつけて返信するのは、失礼だ」というのです。
そして「Re: で返すのは怠惰だ」というのです。
もし、怠惰というならメールを返さないほうがよっぽど怠惰なのではないでしょうか?
怠惰だというのであれば、すずりで墨をすり、本物の筆で、和紙に
”拝啓○○様、こちら南国パタヤーに居住しておりまするひできと申します、○○様におかれましては本日のご機嫌はいかがなるものでございましょうか?・・・”
と、馬鹿ていねいな手紙を書いて、エアーメールに包んで日本まで送ったほうがいいのでしょうか?
お客さんは情報を知りたがっている
「○○できますか、できませんか?」
と聞かれたら即座に
「はい、できます、できません」
とメールしてあげるのが本当の親切だと思う
形式にこだわって、返事が遅くなるのを私は好まない
ちょっと前まである会社は
「お客様からの苦情に対して決してメールで対応してはいけない」というポリシーをもっていたが、いまやすべてメールで対応している。
いまやどこも「初めまして」から「さようなら」までメールで済ませている。
(それが必ずしもいいというわけではない)
私自身もお客様への丁重なお詫びを(時と場合によるが)かなりの部分、メールで済ませている。確かに薄っぺらな感じはする。
だが、いまどきいちいちお詫びの国際電話もできないだろう。
それに相手だって忙しいのだ。
メールでのやり取りの時代に、儀式はいらない、と思う。
もちろん、私は、自然の情感を大切にしたあいさつは大好きだ。
だからつとめて暇のあるときには、
「こちら南国パタヤーはブーゲンビリアの花が咲いています・・・」と悠長なことを書いてメールするときもある
だが、
返信メールに原本をつけることを怠惰というならメールなどやめてFAXでやりとりしたらいい
(FAXで原本をわざわざ送信する馬鹿はいないだろうから)
FAXが失礼というなら手紙を書けばいい
手紙が失礼なら直接会って話せ
これはビジネスとプライベートの場面では違うと思うし
メール内容によっても違うと思います
だから確定的なことは言えないのも事実ですでも、返信メールに原本をつけるのがいやというなら
そもそもメールなどやめればいいのではと思うのです
みなさんのご意見をお待ちしております
(パタヤー近郊の海はこんなにきれいです)