幸せなお客さんはこんな人?

(発行予定だったメルマガ原稿より抜粋しました)



私たちがパタヤーに来られるお客様の中で最も幸せだな
と思えるのは、素直に自分のことを語れる人です

その人は恥ずかしがったり、見栄を張ったりすることがありません
いつも等身大で生きています
人は誰でも自然に生きているときが幸せなのです
幸せな時が最も美しく見えるものです
人は自然に生きている人を助けたいと思いますし、また助けようとします
その人と一緒にいると自分も幸せな気分になれることを本能的に知っているからです
でも自然に逆らって生きている人、いわゆる無理して生きている人には
誰も近づきたくないものです
なぜなら・・・
自分の弱さを告白できる人は強い人だからです
逆に自分が弱いと言えない人は弱い人だからです
自分がカッコ悪いと言える人は実はカッコイイ人だからです
(自分を間抜けで、ドンくさいとか言っている人は実はカッコイイのです)
逆にカッコつけてる人は本当はカッコ悪い人だからです
(学歴、地位、収入、所有物などを自慢する人はカッコ悪いですね)
お金持ちはそのお金で他人が喜んでいる姿を想像して喜びます
ケチな人はそのお金で自分がどれだけメリットを得られるかばかりを考えています


幸せな人は、淋しがり屋でそれを人に言える人

かっこ悪いことを人に言える人

取ろうとするのではなく与えようとする人

ということが分かりました


これってタイに来なくてもわかることですよね

普段からそうしていれば幸せになれるってことですよね

日本の会社、もっと気持ちよく休みをちょうだい!

タイは日本からちょうど良い距離にあると思う。


海外旅行が特別なことではなくなってきた昨今、3泊4日で気軽にタイを往復できるようになった。

(本当は気軽ではなく、かなり体力的にしんどい旅なのですが・・・)


だが、休みを取ってタイに来る人、特に会社員などお勤めの人の場合、簡単に休みが取れるわけではない。 みんな苦労して休みを確保している。


休暇というのは本来、自分で決めていいものだ(労働基準法上の有給休暇の時季決定権は上司ではなく、本人が行使できるものだ、ちなみに”時期”ではなく”時季”という字を使います)


だが、実際は何日も前から上司や上役に根回しをし、あるいは部下にだって根回しや指示をして、やっと休みに出られるのだ。


しかも、

「どこへ行くのだ?」

とか

「何をするのだ?」

とかしつこく聞かれ、ある人は「実家に帰ります」とか「法事です」とか、本来しなくても良い言い訳をする。(要するに不本意なウソをつかされるのだ)


そもそも有給休暇の内容を説明する義務はないのだ。連絡先だって報告する義務もない。(不在中の連絡先を記す義務があると思っている人がいるが、それでは完全な休暇とならないではないか?)


あなたはいつも会社とつながっていたいのか?

(つながっていたいのは彼氏とだろう?)


お客さんを見ていて気がついたことだが、海外にいても携帯電話を常時ONにしていて、いつ日本から呼び出しが来てもいいようにしている!


海外で携帯を受けてもすぐに飛んで帰れるわけないじゃないか!


今の日本、何かが間違っている。


たかが3泊4日の旅行で、まるで総理大臣のように構えなければならないなんて。


国家の非常事態でもあるまいし、自分ひとり会社にいなくても会社は回っていくはずだ。


それを24時間365日拘束しようなんて、中世の奴隷ではないのか?いやその時代の奴隷のほうが楽だったかもしれない。


しかも、タイに行きますと素直に答えると

「なんでタイなの?」

「どうしていつもタイばかり行くの?」

と疑惑のまなざしを向けられる!


俺がどこ行こうと関係ないではないか!!!(そういぶかっているお客さんも多い)


今の日本、やっぱりどうかしている。


タイから日本に帰国するともう1ヶ月もしないうちに次の訪タイのために飛行機を予約する。


「だって1ヶ月ももたないんです!」

「次の訪タイ予定を入れないと落ち着かないんです!」

とは毎月来るお客さんの声


私はタイに来てから、海外旅行には全く興味がなくなった。


以前はそれこそ毎月のようにアジア、北米、ヨーロッパ、オセアニアを回っていたのだが、ある日突然むなしくなったのだ。


いやむなしくなってもしばらくは海外逃避をやめることができなかった。

そのときの自分にとって大事なのはお金よりも飛び立てる”自由”だったのだ。


”とにかく俺、タイに行かないとやってられないんです”

そういう人は数え切れない


日本の会社たちが、こういった人々の精神的ケアーというか、人生の方向性に対して、なんらかの有効な対策を打たない限り、この国は精神的に近く崩壊するだろう。


財政的には事実上破綻している国なのだから、あとは精神面の崩壊を待つしかないのだろうか?


私は個人的には、他人から取ることばかり考え、与えることをしてこなかったみみっちい島国根性に根ざした経済感覚が今の結果を招いているのだと思う。


普通、充実した旅行をして帰ってくれば、翌日から仕事に打ち込めるようになり、日本での人生を楽しめるはずだ。 どうして自国でイキイキ暮らせないのだ?


それがどうして、中毒のようにタイにあるいはほかの国に通わなければならなくなるのか?


そこには何か得体の知れない抑圧感と圧迫感が鎮座しているように思える。


私はパタヤーにいて、日本の人たちの精神的将来が気になって仕方がない。