観光業界にもっと困難をー空港閉鎖の意義

空港閉鎖の意義など、あるはずがないじゃないか


これだけ多くの人が苦しんでいるのに


今回の空港閉鎖は百害あって一利なしだ


誰もがそう思っている


オレもそう思っていた



だが、よく考えてみると、この国(タイ)は安易に外国に頼りすぎている部分がある


おおぜいの外国人が自分たちの国を気に入っているから


きっと今年も金を落としてくれるだろう


そんな甘い予測があったに違いない



それはそれで悪いとは言えないが


それだけではダメなんだ、ということも知るべきだ




観光と外資に依存しているのは、タイだけではない、ほかのアジアにもそういう国はある



だが、今一度ここで われわれが考え直さねばならないのは


観光地としての魅力や、安い労働力の供給地としてのこの国に


頼り切ってばかりではいけない、ということに気づき


それだけで生きてはいけないのかもしれない、ということに気づく必要が


もしかしたらあるのかもしれない



人は成功して、意気揚々としているときには、傲慢になり、学びを忘れるものだ


だが、失敗しているときは、考え悩み、謙遜を学ばされるのだ



今こそ我々は、この不条理なケースから学ばねばならないと思う




黙っていても人が集まる国という甘えはなかったか


安い労働力を利用するだけで、本当に現地人に技術を教えていたか


すべてをバンコクに集中させていなかったか、などなど


考えられることはたくさんあるだろう




いま、我々ひとりひとりが自らの問題(経済、身体、精神、自己の目標達成)について考え


現実に向き合いながら、解決策を自ら模索する時期に来ているのだと思う。



個人として、自営として、一刻も早い空港の再開を望むが


ここで我々が安易な道にそれないよう


厳しくあるべきときは厳しさを与えてもらったほうがよい



そのほうが力がつくから




これを乗り越えられたとき


オレも含めて観光に携わるすべての人に力がつくから


これはむしろ必要なことなんじゃないかな



とはいえ、年末年始にタイ旅行を楽しみにしているお客さんの心中は察する


何のために仕事してるだ?この旅行を楽しみに仕事頑張っているというお客さんがいるのだから



ところで、オレはSMじゃないよ


事態の改善を望みながらも、学ぶべきところは学ばないといけないと言ってるんだよ


タイ人も、日本人も、政府も、首相も、航空会社も






オバマ演説に思う-ゲイも、ストレートも・・・

オバマ候補が圧勝した、勝利演説を聞いていて、このフレーズがふと心に響いた 「・・・ゲイも、ストレーも・・・・みんな一緒になってこの国を・・・」

一国の指導者が、性指向に言及しているのは珍しいことだと思った

少なくとも、わが国の首相が、セクシュアリティに言及することなど、あり得ないだろうと思われる

他民族国家のアメリカは、単一民族にはないさまざまな社会問題を抱えている

そもそもちがう民族が集まっているのだから、当たり前だ

実際の歴史においては、人種差別も性指向差別も半端ではなかったから

アメリカには長い闘争があった

苦い歴史からアメリカは解決策を生み出したのだ

異種たちをまとめるためには、まず互いの違いを認めることから始めたのだ

一概にアメリカを自由の国と宣することはできないが

少なくとも多様性を認める国という点では日本よりはるかに評価できると思う

闘争を通して得た自由は土台がしっかりしている

それは法的保護の形で表れている部分も多い

ただ違うだけで排除される日本に比べ、実質的な自由を求める人には向いているだろう

反面実力がないと、すぐ落とされる、これもアメリカだろう

だが、そのほうが本質に近いような気がする

人は絶えず試されるべきなのだ

一度、職についても毎回そのスキルと働く理由を問われたほうがいい

そんな社会にならねばならない

諦めずに頑張れば実がなる、それは世界どこでも同じだが

アメリカはそれをより実現しやすい国家かもしれない

本物の自由は安易に得ることはできないのだと思う

何でもそれなりの代償が必要である

奴隷解放まで100年以上かかった

性指向認知(ゲイをふつうのこととして受け入れられる感覚)まで何年かかるだろう?

本当の意味で自由(経済的、精神的、身分的)を得たいと思ったら

それなりの時間と覚悟が必要だということだよね

粘り強さがないと勝利できないもんね

頭の悪いオレも

しつこく戦うことを決意する