バンコクのホテル、もう安値で泊まれなくなるかも?

モノの値段が安いことはいいことだ!
誰もがそう思う

だが、それはみんなが一定以上の収入があるときだけだ

北野たけしではないが

「貧乏と貧乏の間で金を回しているような仕組み」ではダメだと思う
というか、それって経済が破綻している証拠だよ

20バーツ札を束ねて金持ちになったと錯覚しているガキと同じ
(私のこと?)

こんなんでは先が思いやられる
夢がなさ過ぎる

最近、バンコクで一流と呼ばれるホテルでさえ
捨て身に近い値段設定をしていて
消費者にはうれしい限りだが
これではホテルに泊まることの価値自体がなくなるだろう

タイのホテルは全体に叩き売りの状態
まるで身売り

経営者はもう、経費だけでも払えればそれでいい、という感じ
(利益があってはじめてグレードアップが図れるのに)

バンコクのコンサルタントSさんによれば、ある中堅のホテルは電気が止められ、宿泊客が真っ暗闇で逃げ出す騒ぎだったという

電気が止まれば「うんこ」も流せないんだよ

ところで、いままで一流ホテルなど泊まれなかった人間(私のような人間)が、この安値に乗じて念願のホテルに破格で泊まることができるようになってしまった

そんな現象も出てくる

犬も猫も、ファーストクラスに乗れる
5星に泊まれるとなると

何の価値もなくなる・・・
ブログに書いても、誰も振り向かなくなる・・・

”俺は一流ホテルに泊まったんだよ”
と、自慢しても誰も相手にしてくれなくなる

よほどでない限り

そもそも一流のホテルが値段でしか勝負できないなら
もう一流ホテルではないのだよ

それはビジネスとしても大きな間違いを犯しているといえる
一流ホテルに安値で泊っている人間が一流なのではなく
タイのホテル価格がもう下げ止まらないだけなの

このままだとタイのホテルは壊滅とまで行かなくても
淘汰されてしまうだろう

あと何年、いやあと何ヶ月続くかもわからないが
ホテル自体が消えてしまうだろうよ
戦後の焼け野原のように

安値で泊まれるのはほんの短い期間だと思う

ホテル業界自体が衰退してしまえば
誰もホテルはやらなくなる
残された道はゼロからの再出発しかない

この世の楽しみとは一体何だったのか?
飛行機とホテルの宿泊?

憧れの空の旅を提供してくれた飛行機会社
どうなったか?

一世を風靡したパンナムは跡形もなく消え去った
UAも破綻した、アンセットも、スイスエアーも破綻した、もJALも破綻した

一流ホテルも今は温泉旅館、観光ホテル
中国人のおやど、すずめのおやど

みんな経費にやられて失敗した

いまのサービス業はどうか?

現実はどうなっている?

月々の家賃や経費を払うのに精一杯だ

だれも余裕なんかない

いよいよほとんどの産業で淘汰の時代がやってくるよ

もう、安い安いなんて喜んでられない、と思う

ホテル業界に限らず、すべてにおいて抜本的なビジネスシステムの再構築しかないだろう

この値段しかない思考が、完全に排除されるまでは

バンコクのホテルが安いって喜んでるそこの人(私のこと?)

そろそろ、ショーは終わりだ

=値段が高いという人に関しての分析結果=

値段に関して、私たちとしては正直わからないことが多い


高い安いというのはお客様の感覚だと思うので・・・


私個人としては、弊社の売値は最低だと思っている。


だが、高いと思っている人も少なからずいるようだ。


でも、そうででないとこちらでの生活は成り立たないのだから仕方がない。


ボランティアだとやしの木は存続できない。


というかボランティアで存続できるようなシステムをまだ構築できていない。

サービスとは、自分ができない、他人に頼らなくてはならない、という事情が生じたときにそれを助けるのがサービスだと思うが、高いというなら、それを買わないというチョイスもお客さんにはあるはずだ。


それを無理して買って欲しくはないのだ。お客さんにとって不本意な行為は害にしかならないのだから。


逆にどうしても欲しいという人は値段に関係なく買うのだから。


エコノミークラスの何倍もするビジネスクラスに乗る人は、”ビジネスって安いですね” と言って乗ってはいないと思う。


だが、その快適さは十分に分かっている。

お金よりも快適さにこだわって乗っているのだ。


必要だから乗っているのだ。


高いのはわかっているのである。


それをここで議論しても仕方がないが、いままでの【値段に関する不平】を言った人に関して、

過去の生活や人生観を聞き取りし、結果を集計したら、次のような傾向があることが分かった


1)一回きりのご利用の人が多い
(ちょっと利用させてください・・・と言った人でリピーターになった人はいない、いわゆるトライアルとして利用した客はほぼ固定客にはならない)


2)いわゆる男遊びにはまっている人は、値段に関しての不満が多い
(意外にも年収や容姿が良い人が多い、但し、概して表情は乏しく、ほとんど笑ったり、はにかんだり、はしゃいだりしない、常に抑制されている表情をする、冷たい上司のような目つきをしている人が多い)


3)特定の男の子ではなく、不特定多数の男の子と絶えずセックスを好む傾向がある(いわゆる好色系の人、そしてボーイ君に対しても不満を持っていることが多い)


4)誰かを好きになった経験がほぼゼロに等しく、誰かから愛されたことも、誰を愛したこともない、と感じている


5)将来に関して、永遠の絶望および孤独を感じている人が多い(永久悲観型&無感情タイプの人)


6)いわゆる名の知れた一流企業に勤めている場合が多い(安定した収入を求め、それがなによりと思っている、これは偉いが、すべては怖れが元になっている)


7)幼少期のいじめや青年期の恋愛で失敗し、そのトラウマがいまだに強く残っている人が多い


8)両親またはどちらかが世間で言う成功者で、かつ権威主義的かつ抑圧的で、精神的にも肉体的にも温かい気持ちで包まれたことがない(家族愛に飢えている)と感じている人が多い


9)日本国内の2丁目や売り専で激しく浪費している人が多い(収入がある時期はそれが可能だが、抑えられない消費が手持ちを余計少なくさせている)


10)日本で十中八九、好きな仕事をしていない
(これが最大の不満の原因であることが多い)

これらが留まることのない不満と疑いを呼び、人を許せなくなり、自己の欲望充足のみに専念するようになるわけだ


自己の欲望充足以外考えられなくなった人間はすべてに関して、不満を言うようになる


その人が気がつかない限り、最終的にはその不満に埋れて死ぬことになるのだ


これらの人々に対して


【不満に溺れて死ねばいい】


言ってやりたい感情に囚われることがあるが


せめてこの”馬鹿高い” わが社を使ってくれたなら、笑顔で送り出してあげるべきなのだろう


”お客様、ご利用ありがとうございました。”


”また、お会いできることを心より楽しみにしております。”


そういって・・・送り出してあげたい


そういう人こそ愛情に飢えているのだから


不平不満の表明こそ愛情を求めて叫んでいる行為に他ならない