タイ旅行でがっかりしないための秘訣

最近、旅行するには、がっかりが多いタイランドです。

(空気は悪いし=特にバンコク、為替レートは悪いし、物価は高いし、サービス悪いし、タイ人はいい加減だし)

 

そんななか・・・

 

きょうはみなさんにタイ旅行でがっかりしない方法、というより、楽しむ秘訣をお教えしましょう!

 

タイを楽しむための秘訣もしくは心得といったほうがいいでしょうかね。

 

このアドバイスは初めての方向け、というよりは、リピーター向けかもしれません。

 

タイの良さを知っていながらも、最近疲れ気味の旅行者、あなたへ捧げます。

 

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【心得その1】同じものを期待しないこと

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タイという国は、どこかの国(日本)の定番である「変わらぬ味とサービスをいつまでも」というスタイルがとっても苦手な国です。

要するにサービスにバラツキがある、整合性がない、一貫性がない、というのが特徴であり、同じものを求めていると、日本人としては、とてもがっかりすることが多いです。

 

タイにおけるサービスというのは、彼ら(タイ人)の都合で、どんどん変えられてゆくものです。

物価もそうです、為替もそうです。私たちは、そういう現実を痛いほど経験させられてきました。

 

 

あのとき、笑顔を振りまいてくれた屋台のおじちゃん、マッサージ屋のおばちゃんは、次に来た時には間違いなく居なくなっている! 

と思ったほうが良いでしょう。

 

 

すべてのものは変わりゆくのです。そのことを重々承知で船出すべきということです。

 

それでも相変わらずタイには良いものがまだたくさん残っているのです。事実そうなのですから。

 

 

タイに旅行するということは、何かにこだわりながらも、どこまでこだわりを捨てられるか、ということなのかもしれません。

 

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【心得その2】以前のような物価を期待しないこと

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現在タイはハイパーインフレを経験しています。

特に中国あたりから来ている投資のお金が行き場を失い、マンション建設やホテル建設のために使われております。

かつての日本のバブル、カネ余りと同じです。

一方では日本の景気後退、国際行動力の減退などが顕著で、それも影響していると思われます。

せっかく持参した日本円もタイバーツに替えると、そのレートの悪さから、タイバーツがおもちゃのお札のように軽く感じられるでしょう。

 

かつては20バーツで腹いっぱい食べられた屋台も、いまでは100バーツくらい出さないとまともな食事ができません。

 

この10年間で物価は3倍、4倍になったと言えます。

 

そんな感じですから、たとえ道路がボコボコして、どぶ臭くても、物価が安いなどとは思わないことです。

 

いまここはハイパーインフレという異常事態が起きているのだ、と思って歩くことです。

 

経済学ではデフレの最大の原因はインフレである、ということになっています。

世界のどこの国においても、ひどいデフレに見舞われている国も、かつてはインフレを経験しているのです。

従って、タイもいまは好調に見えますが、あっという間に、デフレになることは目に見えています。

 

パタヤでもすでに客足が伸びず、ホテルやレストランが縮小や撤退を始めています。

 

永遠に燃え盛る ”炎のような経済” は存在しないんです。歴史上もありませんでした。

 

ずっと燃え続けるように見えていたものは、あっという間に燃料切れして、空前のともしび同然になることは自然の理です。

 

かつての日本がそうでした。

 

1980年代、右肩上がりの成長に酔いしれていたとき、それをバブルだとは誰も気づきませんでした。

バブルは潰れて、初めて「あの時はバブルだったんだ」とわかるのです。

いまのタイも同じです。

すべてが終わったときに、あれはバブルだと認識するのです。そのときまで待てとはいいません。

 

いまタイは空前のバブルなのだ。だが、それは一過性のものであり、しばらくは続くだろうが、やがて落ち着くだろう、と思うべきです。それが事実なのですから。

 

しかし・・・

いろいろなものが高くなったと言っても、周りを見渡すとまだまだ安いと思えるものがあります。

例えば、マッサージや交通費、夜のボーイ君たちへのチップ、などまだまだ安いというか許せるな、という範囲にあります。

 

 

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【心得その3】視点を変えて、変わらぬタイの良さを見つけようとすること

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私たちがパタヤーに来て15年の歳月が経ちましたが、それでも相変わらずいいな、と思えるものがあります。

それを★印で記してみました。

 

★ビーチに吹く心地よい風

★そんなに高くないタイ料理やとても安い南国のフルーツ

★人は変わっても相変わらずの笑顔

★急がない人々、急げない人々、焦らない人々

★何回受けても何時間受けてもそんなに高いとは思えないマッサージ代

★相手を選ぶことなくわずかなお金で一緒に居てくれるボーイ君たち

★いつでも泳げる気温、さわやかな風、湿気のない気候

★ゲイであろうが、レズビアンであろうが、ニューハーフであろうが何でもいいよ、と受け入れてくれるいい加減な環境と国民性

 

こういったものは、日本やほかの国ではなかなか手に入れることのできないものだと思います。いや、絶対に手に入れることはできなものだと思います。

 

どれだけ高いお金を出しても、カネで買えるものではないことは確かです。

 

そこにタイの価値があるのだと思います。

 

一方で、タイに長く住めば住むほど、タイの内面と真実がわかり、ものすごく汚く嫌な面も分かってしまうのですが、それはどこの国に住んでも同じです。

 

とりわけ、タイだけが悪いわけではありません。地球上には人権のない国(中国)や日々の食糧もままならない国々(北朝鮮、アフリカ)など、信じられない国がいっぱいあるのですから。

 

タイなど幸福度では日本より上だという国連の統計もあります。

 

政治も法律もこの国にはがっかりさせられることが多いですが・・・

それでもこの国には、ほかの国にはない

いい加減さ、ゆるさ、のんびりした表情、暖かい気候、あらゆる種類の南国性のもの

が存在しています。

 

良いか悪いかはみなさんの判断にお任せしましょう。

結局のところ、タイだって万能ということはなく、あるものも、ないものも、あるのです。これは日本だって同じでしょ。

 

ある意味、政治も警察も法律も秩序も何も機能していない国です。庶民の日々の暮らしはいまだにどん底です。(そう見えないけど)

要するに、表面発展しているように見えて、内情はひどい国なんです!!

 

でも、旅行で来るぶんには、旅先で見た犬の糞は忘れてしまえば良いことです。

 

【見方を変えるだけで、旅はずいぶん楽しいものとなる】はずです。

 

本当にいろいろな面で、おカネは取るがサービスは二の次、ということが多いかもしれませんが

 

タイ人だって、教わった分だけは、一生懸命やっているんです。インプットされてない分はわからないだけなんです。

 

オバカだけど、オバカなりに頑張っているんです。

 

そういう彼らを温かい目で見守ってあげたいものです。

 

そのようにしてこちらも微笑んでくれれば、彼らだって人間

きっとあなたに微笑みを返してくれるでしょう。

 

次のあなたの旅行を、それなりに輝くものにするためには

 

まず、期待というものをカバンから放り出し

期待外れ、というものをカバンに積み込みましょう。

 

そしてタイの女神に祈るのです。

良い出会いがありますように、と。

 

そうすればパタヤーの神様は絶対にあなたに微笑んでくれます。なぜならそういうできた人をパタヤーの神は歓迎するからです。

 

幸運を祈ります。

各種お問い合わせはこちらから

 

 

 

タイとタイ人に関する美しい誤解

他人様の庭先を借りて商売している人間として

タイとタイ人の悪口を叩くべきではない

ことは重々承知している

 

ただ、在タイが長くなるとタイ人というものに抱いていた感覚が実は誤解だということがわかり(つまりタイ人の化けの皮が剝がれ)それが幻想だということがわかってきたである

旅行者の場合はそのような幻想をもっていても良いが

彼らと共同体の一員として長く付き合うとなると

彼らのことを買いかぶるのではなく、冷静に把握しておいたほうが、トラブルに巻き込まれないし

心のわだかまりもなくつきあえるのではないかと思ってこれを書かせていただいた

付け加えればこれは決してタイ人批判ではなく、冷静になれという自分への戒めであり、日本から勝手に来てしまったゲイを、ここまで受け入れてくれているこの国の懐の深さにはいつも感謝しているということに違いはない

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1つの事柄を表現するのに、常に二通りの言い方があることを

みなさんはご存知だと思う

例えば、あの人は熱心だ、というのはポジティブな言い方であるが

裏を返せば、あの人はしつこい、粘着質だ、という言い方もできる

 

住み始めてから10年間はタイ人に対しては私たちも温かい目で見守ってきたが

15年も経つといよいよ許せないと思うときがあるのでこの15年間のうっ憤や怒りをここで小さく爆発させ

その本音を書かせていただきたいと思ったのである。

 

~~~タイとタイ人に関する美しい誤解~~~

「一般的な見方」⇒ 【事実】のように書きますね。

 

「タイはゲイに寛容な国」

⇒ 【とんでもない!!表面的にはそう見えるかもしれないが、LGBTに関する法律は事実、何一つ整備されていないし、結婚もできない、それでどうして寛容な国と言えるのだ?ただし、皮膚感覚では差別がないように思えるときもある、これは救いだ。】

 

「タイは物価が安い」

⇒ 【かつてはそうだったが、いまはまるで逆だ。ハイパーインフレ過ぎて、すべてのものが高く感じる。安いと言えるのは野菜、果物、交通費にマッサージくらい、おまけに工業製品はすべて質が悪くて、サービス精神などかけらもなく、日本とはすべて対極にある、と感じる】

 

「タイは気候が良い、暖かい」

⇒ 【暖かいのを通り越して、毎日暑い、とろけそう、暑すぎる!!たまには北極で暮らしたい!!】

 

「タイ人はいつも笑顔でいる」

⇒【ただヘラヘラしているだけ、何も考えていない、深刻に考えていないだけ。たまには悩めという感じ】

 

「タイ人は優しい」

⇒ 【何をもって優しいというのだ?全然優しくなんかない、ただ時間がたっぷりあるだけ、考えが浅いだけ、考えが鈍いだけ、急いで反応できないだけ。野良犬にエサをやるのが本当の優しさか?本当に動物を助けたいなら保護しろ。本当に優しいのならもっと地球を大事にしろ!水や資源、環境を大事にしろ、騒音を出すな!ゴミを出すな!タイ人はものすごい勢いで地球をぶっ壊している!これで優しいと言えるのか?】

 

 

「タイ人は思いやりがある」

⇒ 【カネが介在するとすごく親切になり、カネが切れると即座に他人扱いされる、世界でこれほどまでにカネと連動している民族を見たことがない。車を運転すれば我先と割り込み、強引に突っ込む、これで思いやりがあると言えるのか?】

 

 

「タイ人は素朴だ」

⇒ 【素朴なのではなく、末端までカネが回らないような仕組みになっているからいつまでも貧しいだけ。庶民に簡素にせざるを得ない。これは政府の責任。本当に素朴な民族があれだけ見栄っ張りなのも信じられない。売れないゴーゴーボーイでさえI-Phoneを持っているのは何故?】

 

 

「タイ人は可愛い」

⇒ 【ただ幼く見えるだけ、20代後半になるととたんに売れなくなる、30過ぎるとほぼ全員老けて見える、40過ぎるとなりふり構わず、50過ぎると立派な年寄り、それ以降はよぼよぼで歩いていない】

 

「タイ人は思いやりがある」

⇒ 【思いやりのある国民がどうしてあのような無謀な運転をするのだ?思いやりのある政府がどうしてここまで国民を貧しくさせるのだ?思いやりのあるタイ人がどうしてそこまでカネをせびる?思いやりのある両親が居ながら、どうしてここまで子どもたちがここまでほったらかしにされている?診療費を払えない患者を病院からポイ捨てる病院があるのはどうして?】

 

「親日国タイには日本企業がたくさん進出している」

⇒ 【もはや国内の生産拠点では利益を上げられないから労働力安価の東南アジアを選んだだけ。日本企業はタイの豊かさより企業の利益を考えている。タイに来たのは、東南アジアで古くから進出実績があるという理由だけ、最近はタイ人賃金も高騰しているのでついに隣国へシフトしているのが現状】

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とまあ、これ以上タイとタイ人の悪口を広めようものなら、タイ好きの皆様から「そんなにタイが嫌なら、日本に帰ったら良いのでは?」と言われてしまいそうなのでここで辞めておきます。

あえて弁解しますと【これだけ悪いことがあっても、なおタイに住み続けているというのは、タイがそれなりに暮らしやすい場所だから(特に精神的に)】ということであり

この混沌に満ちたタイが

【日本でいたたまれない思い+肩身の狭い思いをしていたゲイの私とケンジを受け入れてくれたことは極めて重要な事実なので】

そのことには感謝したいと思います。

このなんでもありの、とんでもタイランドに住んでいると

ありがたいことは当たり前と受け取るようになり

ありがたくないことには平気で文句を言うようになるのであります

本当に悲しいことですね。

反省しなければなりませんね。

 

もう一度、われわれ在住者は、なぜここにいるのか、どうしたいのか

と明確にして生きてゆくべきだと

痛感しております。

最後の最後に、穏やかなる癒しの大地、タイランドに感謝しつつ。