3.食糧自給率100パーセントの国、野菜や果物が豊富で新鮮かつ安くて美味
ポーランドは食糧自給率100パーセントであり、広大かつ肥沃な土地が広がっている。野菜、肉、果物、花卉などが豊富であり、いつも市場は色とりどりである。特に、北欧で数日滞在したのちポーランドに移動すると、その物価の安さに驚く。
4.日本人の口に合う素朴なポーランド料理
あなたはポーランド料理を食べたことがあるか?
そういう人はほとんどいないと思う。
詳しくはネットで調べてみるとわかるが、下記の5点が定番かつ有名ポーランド料理である。
- ビゴス(Bigos):キャベツとザワークラウトを煮込んだポーランドの名物料理
- ピエロギ(pierogi):まるで餃子、ポーランドの国民食
- ジューレック(Zurek):ライ麦を発酵させたスープ
- グジボヴァ(Grzybowa):クリスマス・イブの食卓を飾るクリーミーなきのこのスープ
フラキ(Flaki):牛の胃のモツ煮込み料理
この5品についてはたいてい市内のどこでも食べられるし、値段が良心的である。従って、ポーランドに滞在しているときは毎晩ポーランド料理を食べていても飽きないぐらいである。
クソ辛くクソ甘い下品なタイ料理と違って、食べやすく臭いがキツイ、辛さがキツイ、酸っぱすぎる、甘すぎる、ということがない。
本当に丹念に料理されていて、すべて時間をかけて息子のために作ってくれた母ちゃんの味、という感じだ。日本人に合っていると思う。
ポーランドに滞在していたときはポーランド料理ツアーというものがあってそれに参加した。本当に毎日でも食べていたい料理ばかりである。
5.ビール、ワインが豊富で安い
ヨーロッパはビールの生産地でありどこの国も競ってビールを生産している。
ヨーロッパでビールが美味しい国というと
ドイツ、オランダ、チェコ、イギリス、アイルランド、ベルギー、フランス、スペイン、イタリア、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、オーストリア、スロベニアその他が思い浮かぶが、
ポーランドもこれらの国に負けないぐらい、たくさんの美味しいビールを生産している。
私自身はビールは一滴も飲まないが、オーナーに聞いて美味しいビールが安くたくさん飲める店を教えてもらった。ビール好きはポーランドを外すべきではない、と思う。
実は隠れたビール王国ポーランドについてはこちら
ちなみにワイン好きならデパートやスーパーのワインコーナーを覗くと良い
ヨーロッパ中から集められたワインがどれも破格で売られている。なかには水よりも安いと思われるワインがある。
それに比べワイン王国ではないタイではワインがなんと高いことか!?
6.ポーランド人の語学力とコミュニケーション能力の高さに驚く
ドイツやフランスなど英語圏ではない場所に行ってもヨーロッパに居れば、たいてい英語が通じるものだ。ところがイタリアとスペインはほとんど英語が通じなかった。ポーランドはどうであろうか?
ポーランドでは英語は必須なようで、オーナー夫婦だけがたまたま英語が堪能なのかと思っていたが、実際は街で出会うほとんどの人が(老人は除く)英語で会話することができ、地元のポーランド語を話す必要はなかった。
EUの一員であり世界に出稼ぎ者を出している国だけあって、ポーランドでは、語学教育が重視され、欧州以外の国の人ともスムーズに会話できるように訓練されるらしい。
アパートのオーナー夫婦、レストランの店員、観光ガイド、商店主、市場の店員など、いろいろな人と話したが、ほとんどの人と英語で会話ができた。
また、空港や駅やバス停、トラムの乗り場などはポーランド語と英語の完全2か国語表示なので、全く困ることはなかった。
つまり、ポーランドを旅行するにあたっては辞書はほとんど要らないのである。
ただ、ありがとうとすみません、くらいはポーランド語を使ったほうがよいだろう。
ありがとう
Dziękuję
ジェンクイエン
すみません・ごめんなさい
Przepraszam
プシェプラッシャム
7.快適な旅行者用アパートメント
5星ホテルに泊まっても大した値段ではないワルシャワだったが、今回はあえて地元の人に近い滞在をしてみたいと願い、アパートを借りると良いと誰かがブログで書いていたので、思い切って旅行者用に貸し出しているアパートメントに泊まってみた。
築10年以上経っているような物件ではあったが、内部は清潔で眺めも良く、4LDKほどの広さにバスタブ、キッチン(各種調理器具と食器洗い器と洗濯機)、リビング、寝室、ベランダがついている物件で1泊5,000円ほどで貸してくれた