好きになっちゃったポーランドその2(東欧美男とショパンへの思い)

ところが、今年ポーランド・ワルシャワを訪れて、あちこちで見かけた青年は、商店であれ、バスの運転手であれ、警察官であれ、素朴さと知性、勤勉さと熱心さ、謙遜さと向上心、が顔ににじみ出ているように感じられた。

暗いイメージのポーランドは、やっとロシアやドイツからの占領から解放され、独立して豊かになってゆこうという意気込みが溢れているからなのか、幾多の苦難に打ちのめされた忍耐強さからなのか、彼らの表情には優しさと強さを感じた。

いわゆる先進諸国、欧米諸国に住む男たち、たとえば英国男、フランス男、イタリア男が好きな人を批判するわけではないが、彼らは賞賛慣れしており、東洋人、日本人のことを暗に見下している。彼らの表情には変な自信があり、やっぱり俺たちが世界を動かしている、かのような鼻の高い意識が見られる。

一方で東欧や中欧の男性は、日本的な言い方をすれば、腰が低く、謙遜で素朴である、というのが感想である。

東欧の人々だって豊かになれば、勤勉さからは遠ざかり、アメリカや中国のように経済力をつけ、世界の覇権を握ろうとしている現状を見れば、人々の態度も傲慢になってくるのは仕方ない。

なので、その意味では、アメリカ人のような図体ばかりでかくて、酔ってはバカ騒ぎするイメージはなく、おとなしいが、決して暗いわけではなく、知的で、真面目で、勤勉で、かつ明るく生きようとしている意気込みが感じられた。

この話を信じなくても構わないが、白人といっても実にいろいろな民族がおり、現実のポーランドはいまそうなっている、ということを確かめるためには、一度は訪問されることを強くお勧めする。

もし、ポーランドに何も惹かれるものがないのであれば、隣国のチェコやスロバキア、リトアニア、ベラルーシ、も面白いかもしれない。あるいはそれらの国々のとなりには、ルーマニアやハンガリー、オーストリアなどもあり、空路でも、陸路でも行くことができる。

いわゆるあまり日本人にはなじみのない、ヨーロッパの小国とイメージされている国々へ足を延ばすことにより、まだまだ手つかずの美しさに触れることができる、と確信する。

あまり褒められた手法ではないが、彼らにはまだ貧しさが残っているので、東欧ゲイ動画で有名なチェコハンターなど、金品を渡して彼らに近づき行為をさせる、などという方法もないわけではない。

慣れていない彼らはそういうことにも初々しく応じてくれるところがある。

以上、ポーランド美男の魅力について、外見的なものを期待していた読者には申し訳なく思うが、彼らの内面から湧き出る美しさについて書きたかったのでこのような文章になってしまった。

タイに長く住んでいてたくさんの魅力的なタイ人男性を見てきたつもりだったが、最近は洗練されたいわゆる非の打ち所がないカッコいいタイ人が多くなってきたものの、素朴や素直さが失われているような気がしてならない。

一方でタイ周辺から出稼ぎにやってきたカンボジア人、ミャンマー人、ラオス人に接しているとまるで昔のタイ人のような屈託のなさや微笑みに包まれてしまい、彼らを支援してあげたい、と思ってしまう。

それはそもそもこの自分が田舎者だからであり、田舎者に与えられた生き方は、ただ真面目に生きてゆくこと、それだけだからなのである。

今日はいわゆる磨かれた美しさばかりに目が行ってしまう時代だが、素朴さ、シンプルさのなかにこそ秘めた美しさがあることを知ったポーランドへの旅であった。

 

次の記事では自分が少年時代から愛してきたピアノとショパンへの想いなどについて、ポーランドでの体験をもとに書いてみようと思う。クラシック音楽やショパンに興味のない方はスルーしていただいても構いません。

追伸: ポーランドのイケメン画像についてはこちらをご覧ください。