しまった財布をすられた!
それに気づいたのは、Sさんがソンテウ(パタヤーの乗り合いバス)を降りようとしたときだった
子連れの泥棒(母と子)にウエストポーチに入っていた財布を抜き取られたのだ
Sさんはジョムティエンビーチのマッサージ店からホテルに向かおうとしていた
マッサージ後のゆったりとした気分を味わいながら、今回の旅の感慨にふけっていたのだ
ホテルに着いてウエストポーチから財布だけが抜き取られていたことに気づいたSさんは青ざめて、私たちに電話をしてきた
私(ひでき)はホテルに急行した
スタッフはすぐにクレジットカード会社と銀行の電話番号を調べてくれた
一緒に事件現場に行ってみた
何もなかった
その後、警察へ行き、紛失証明をもらう
警察官の呆れた顔
お客さんのやつれた顔
留置所にはクスリの使用で捕まったと思われるタイ人若者3人が
鉄格子からこちらにピースサインを投げかけている
タバコでもくれというのか?
どうしようもない国だ
タイは微笑みの国という
だが、忘れてならないのは
災いは忘れた頃にやってくる
災いは慣れた頃にやってくる
これから3連休で、海外に出かける人も多いだろう
だが、一事が万事
ちょっとした気の緩みが
すべてを失う
すべてを失うくらいなら、最初にオレたちガイドのきつい言葉を
聞いて従ってもらったほうがましだ
そう思うけど・・・