以前、ある人と議論になった
日本は四季があってすばらしい、という人がいたので
それは江戸時代のことでしょう、と反論して議論になった
誰が40度近い夏と氷点下の冬の国を快適と思うだろうか
春には3日と続いて晴れないし
秋には長雨もある
桜が見れるといっても
名所はどこも人ごみだ
景色も、空間も、時間も、いずれも貧乏なこの国は
ハイテク製品だけで食ってきただけだ
それも危なくなってきている
航空機での移動が自由になったいま
金持ちは好きな気候帯にいつでも移動できるから
それをする
だが貧乏人は
その移動が自由にできない
従って悪い気候を無理に前向きに捉えて仕事するしかないのだ
貧乏人にはチョイスがないから
そう考えるしかないのだ
それは不自由人の思想ということになる
もっともオレも貧乏人だったから
常夏に移動したわけだけど
常夏に蒸し暑さはあまりなかった
だから、良すぎて帰れなくなった
もう5年以上冬を経験していない
今年くらいは雪を見たいものだ