またしてもたくさんの読者から反感を買いそうだ
”あんた心が腐っている”
”寄付しないより寄付したほうがいいに決まってるでしょ”
そんなコメントが返ってきそうだ
確かに1億円の個人寄付、なかなかできるものではない
だが、何十億という隠れ資産のなかから
被災したヤツラがかわいそうだからという気持ちで
1億円ぽいっ と出す人間に果たして血と涙があるのだろうか
私としては、寄付者の善意を信じたいが
【○○さま○○億円のご寄付】
という宣伝は
いわゆる神社の奉納と同じような気がしてならない
災害はオークション商品ではない
現実の苦しみは想像を絶するものだ
いまこの瞬間にも、苦しみあえいでいる人がいる
工場が流され、仕事を失った人もいるというのに
その人に直接の支援は届かず
”支援金合戦”に興じているように思えるのは
ゆがんだ考えの持ち主である私だけだろうか?
1億円を寄付できない貧乏人のひがみだろうか?
遠く離れた場所から、美しき行為という名目で寄付をするのはいいが、それにかこつけた売名行為なら、災害は何度でもやってくるだろう
本当に助けたいというのなら
足長おじさんのように
誰にも知られず匿名で寄付したらよいのでは?
寄付をするにしても、何をするにしても
その動機が問題だと
私は思う
ご意見ございましたら