オバマ候補が圧勝した、勝利演説を聞いていて、このフレーズがふと心に響いた 「・・・ゲイも、ストレーも・・・・みんな一緒になってこの国を・・・」
一国の指導者が、性指向に言及しているのは珍しいことだと思った
少なくとも、わが国の首相が、セクシュアリティに言及することなど、あり得ないだろうと思われる
他民族国家のアメリカは、単一民族にはないさまざまな社会問題を抱えている
そもそもちがう民族が集まっているのだから、当たり前だ
実際の歴史においては、人種差別も性指向差別も半端ではなかったから
アメリカには長い闘争があった
苦い歴史からアメリカは解決策を生み出したのだ
異種たちをまとめるためには、まず互いの違いを認めることから始めたのだ
一概にアメリカを自由の国と宣することはできないが
少なくとも多様性を認める国という点では日本よりはるかに評価できると思う
闘争を通して得た自由は土台がしっかりしている
それは法的保護の形で表れている部分も多い
ただ違うだけで排除される日本に比べ、実質的な自由を求める人には向いているだろう
反面実力がないと、すぐ落とされる、これもアメリカだろう
だが、そのほうが本質に近いような気がする
人は絶えず試されるべきなのだ
一度、職についても毎回そのスキルと働く理由を問われたほうがいい
そんな社会にならねばならない
諦めずに頑張れば実がなる、それは世界どこでも同じだが
アメリカはそれをより実現しやすい国家かもしれない
本物の自由は安易に得ることはできないのだと思う
何でもそれなりの代償が必要である
奴隷解放まで100年以上かかった
性指向認知(ゲイをふつうのこととして受け入れられる感覚)まで何年かかるだろう?
本当の意味で自由(経済的、精神的、身分的)を得たいと思ったら
それなりの時間と覚悟が必要だということだよね
粘り強さがないと勝利できないもんね
頭の悪いオレも
しつこく戦うことを決意する