あるお客様から大阪のイチョウ並木の写真をいただきました。
私のくだらない記憶ですが、この写真を見て、思わず東京・神宮外苑のイチョウ並木を、出会ったばかりの彼と肩並べて歩いたことを思い出します。
私は当時、大学のピアノクラブに所属していたのですが、スクリャービンのピアノ協奏曲を練習していたので、その音楽が突然心に再生されてしまいました。(スクリャービンといえば北欧の作曲家です)
思い出を勝手に美化しているのかもしれませんが、学生時代を美しい晩秋に、確かに日本で過ごしていたのだという記憶が蘇り、なつかしさとともにとても切ない気持ちになりました。
こちらタイ・パタヤーでは陽光まぶしく南国の花が咲き乱れ、すべてがあまりにも単純、明快、派手であっけらかんとしているので、日本人としては情緒がないと感じるときがあります。
晩秋から初冬に向かうときのあのなんともいえない気持ちは、タイ人にわかってもらえるでしょうか?きっとこの気持ちは寒い冬がある国の人間にしかわからないのかもしれません。
そこはかとない淋しさや切なさを思い出させてくれたお客様には感謝です。
(大阪のイチョウ並木その1)
(大阪のイチョウ並木その2)
一方、12月になってもタイはこんな感じです。
もう何日も雨が降っていません。
(パタヤー近郊サタヒップビーチ)
どっちがいいって、どっちもいいですよね?
ないものねだりなんでしょうね・・・
(ちなみにパタヤーの海が汚いと思っている人はこのビーチに行ってみてください、イメージ変わると思いますよ)