好きになっちゃったポーランドその2(東欧美男とショパンへの思い)

日本や先進諸国に比べてはるかに所得が低いにも関わらず、一般人の学力や語学力はすばらしいと思った。が、2008年当時でも若者の50%が大学を卒業し学位を取得するというのは驚いた。日本は39%なのに。

この数字はOECD加盟国では4位である、日本は12位である。特に近年では若者の95%が大学を卒業し学位を取得するという調査結果であり、教育熱が非常に高い。

必ずしも高学歴=高収入ではないらしいが、このように教育に情熱を傾ける国の姿勢は、どっかのヘラヘラした国とは比べ物にならない。

さて、話が大きくずれてしまった

人間の魅力、男の魅力とは何だろう、とずっと考えてきたが、

優しいこと、強いこと、目標を持っていること、気遣いがあること、健康に気をつけていること

あまりインテリ過ぎないこと、生活力があること、ひたむきなこと、素直なこと、ずっこけなこと

こう考えてみると好きになってしまえば痘痕も靨(あばたもえくぼ)で短所も長所になってしまうのだが

ポーランド男に関しては、国が成長へと進んでいるので男子に限らず国民が上昇志向が強い、西欧列強の国々にさんざん痛い目に遭わされたから打たれ強い、というか他者の痛みに敏感、これから進んで行こうという国なので人々が謙遜そして、遊び慣れてない感じがして初々しい、素朴、ひたむきさ、が感じられた。

あくまでも個人差はあるだろうが。

顔立ち、という点では、美形の人もいるが、どちらかというと素朴ではにかみ屋が多い感じである。これがまた良いのである。

 


2.アジア男との比較において

そもそも比較できない素材を扱っているのはわかっている。

都会的な洗練されたデザインの車はすぐ飽きが来てしまい、また新しい車を欲しがるのと同じように、都会的な顔立ちは、最初は良いのだが、だんだん飽きてしまうのだ。

東南アジアの男の子たちを例にとってみると、特に15年以上関わってきたタイ人に関して言えば、彼らの洗練度は凄まじく、バンコクあたりの青年を見る限り、とても東南アジアという感じではない。日本の渋谷にでもいそうな男の子は簡単に見つかる。これが私(ひでき)が初めて来た20年も前のタイではごっつい感じの田舎者ばかりという感じがあった。

それがいまでは見違えるようである。逆にかつての素朴や初々しさはなくなり、顔が良くとも、カネだけで動くギスギス男子が増えてきていることも事実だ。

われわれタイ在住者でもタイ人男に魅力がなくなっていることを嘆いて、周辺国(ラオス、ミャンマー、ベトナム、カンボジア)に素朴さを求めて出かけていっている人が多くなった。

 

東アジアでは、20年前に東京で見かけた中国人、韓国人、台湾人の顔つきは、だれひとりカッコイイと呼べる人間は居なくて、どいつもこいつも高田馬場あたりを歩いているうだつの上がらない予備校生のようだった。

顔の特徴はそのときの国家の栄養状態だの文化だの経済により大きく影響される。今日のソウルや北京を歩いていれば、いまどきの若者は皆カッコいい、振り返るほどなのである。

一方、西ヨーロッパでは、古くからイギリスを中心をする白人たちはドラマや映画などの刷り込みでどう見てもハンサム、長身、ブロンドと三拍子そろった完璧人間、のように見えてしまっていた。

反面、ロシアから東欧、中欧にかけては、なんとなくダサさが抜けない、白人は白人だが、動作が緩慢の、焦点ボケした、田舎臭い感じの男性ばかりをイメージしてきた。