お客様泣いちゃった・・・

中華新年の早朝に、携帯がけたたましく鳴った

「今、部屋に戻りました・・・zuzuz

今回は本当に・・・zuzuzu

お世話になり・・・zuzuzu

アリが・・・zuzuzu」

また、お客さんを泣かしてしまったようだ

ぬか喜びできる段階なのかどうかは分からない

だが、泣いていらっしゃったことは変わりない

いずれにせよ、これでお客さんの初めてのメールにあった

>最終日にはもう日本には帰りたくないような旅にしたいで~す!

という願いは達成されたように思う

もし、最後の言葉が

「アリガトウございます」の、アリだったのか・・・

それとも

「アリが多くて困りました(部屋に)、もう2度とパタヤーには戻りません」

のアリだったのか?

その答えはそのお客さんが戻ってきたときに分かるだろう

どうかみなさんそれぞれの新年をお迎えください!

いよいよ年末だ!

ああ、やっと今年も終わるな・・・



えっ、何のこと?



そう思っている人はいないだろうか?



すくなくとも台湾人の友人や


中国で帰省ラッシュに巻き込まれている人は


そうは思わないだろう




思えば日本が西洋暦を使い始めたのは明治の初期だ


長い日本の歴史からみれば最近のことなのだ



よく子どもの頃、正月のあいさつに


初春の・・・


新春の・・・


という響きはしっくりこないと思っていたが




あれは日本が旧正月を祝っていたときのなごりなのだ


だからそのあいさつは正しい




実際、この時期になると場所によっては


梅が咲き始めたり


気温が上がってきたりして


確実に春は近づいているのがわかる




それが本来の日本の正月だった


明治になってパラダイムがシフトしただけなのである




すくなくとも


台湾や中国の人たちは


ああ、やっと今年も1年終わるなー


ほっと一息ついているのだ



中華圏からのお客様を迎えるにあたっては


彼らの感覚になって


年末を感じなければ本当のサービスはできない



世界からお客さんが集まる観光地では


パラダイムシフトに対応できなければ


生き残れないかもしれない