ああ、やっと今年も終わるな・・・
えっ、何のこと?
そう思っている人はいないだろうか?
すくなくとも台湾人の友人や
中国で帰省ラッシュに巻き込まれている人は
そうは思わないだろう
思えば日本が西洋暦を使い始めたのは明治の初期だ
長い日本の歴史からみれば最近のことなのだ
よく子どもの頃、正月のあいさつに
初春の・・・
新春の・・・
という響きはしっくりこないと思っていたが
あれは日本が旧正月を祝っていたときのなごりなのだ
だからそのあいさつは正しい
実際、この時期になると場所によっては
梅が咲き始めたり
気温が上がってきたりして
確実に春は近づいているのがわかる
それが本来の日本の正月だった
明治になってパラダイムがシフトしただけなのである
すくなくとも
台湾や中国の人たちは
ああ、やっと今年も1年終わるなー
ほっと一息ついているのだ
中華圏からのお客様を迎えるにあたっては
彼らの感覚になって
年末を感じなければ本当のサービスはできない
世界からお客さんが集まる観光地では
パラダイムシフトに対応できなければ
生き残れないかもしれない