ヨーロッパ旅で感じたこと(北欧編)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7)平日と週末では営業時間がまるで違う

スーパー、商店、百貨店、ホテルのレストランなど、平日と週末では営業時間がまったく違う。西洋社会ではそういうことは慣れっこだが、フィンランドにおいては24時間営業というのは警察と救急病院くらいしかなく、コンビニさえ見つけることが困難だ。

例えば、スーパーマーケットなどは、平日は午前9時~午後9時まで営業することはあって、土曜日は午前9時から午後6時までの営業時間となってしまう。日曜日などはさらに時間が短く午前10時から午後5時までという感じだ。土日だからこそ店を開けて集客するという発想はないらしい。

私たちが泊まったホテルも、朝食時間が平日は午前7時から午前9時半であったが、週末は午前8時から午前10時半であった。

パタヤーなら朝食は午前6時から午前11時くらいまでなのに

基本的に週末は仕事はしない、やむなくサービス業として仕事するとしても短時間、そういった労働者思いの政策なのである。また消費者のほうもそれをわかっており、週末は店が早く終了するということをわきまえているのである。

印象として、週末の営業時間が短いことによって生じる不便は最初から合意済みということである。日本式に解釈すれば、不便は承知のうえ、みんなで不便を分かち合っている、ということだ。

この辺は、便利さが一番、働けばカネになる、がつがつ働くことが美徳、とされている日本やアジアとはだいぶ違うように感じた

8)ベリー類、リンゴ、乳製品が豊富で安価

北欧旅の楽しみは豊富なベリー類がどこでも食べられることだろうか。日本やタイだとブルーベリーは高級品だが、ヘルシンキ市内の市場でもスーパーでも5ユーロ出せば山のようにベリー類が買える。

市場のフルーツ売り

それもそのはず、ここの気候はベリー類の生育にあっているようで、街中のあちこちでベリーやりんごの木を見かけた。これはちょっとぐらいもぎ取って食べてもよいのではと思ってしまった。

ブルーベリー(ヘルシンキ大学植物園で撮影)

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